top of page

視覚支援ってなに?

  • 執筆者の写真: dtfiroha
    dtfiroha
  • 10 分前
  • 読了時間: 4分

「何度伝えても準備が進まない」

「次の活動になかなか切り替えられない」

「急な予定変更で不安になってしまう」


そんなときに役立つ方法のひとつが、「視覚支援」です。


視覚支援とは、言葉だけで伝えるのではなく、写真・イラスト・文字・実物など、目で見て分かるものを使って情報を伝える方法です。


今回は、視覚支援とはどのようなものなのか、どんな場面で役立つのかをご紹介します。


どうして「見えるようにする」の?


私たちは普段、たくさんの情報を言葉でやり取りしています。


しかし、子どもによっては、


・一度にたくさんのことを言われると分からなくなる

・聞いたことを覚えておくことが難しい

・次に何をするのか分からないと不安になる

・活動の終わりが分からず、切り替えにくい


といったことがあります。


例えば、


「片付けて、トイレに行って、手を洗ったらおやつにしよう」


と一度に伝えるよりも、


①片付け → ②トイレ → ③手洗い → ④おやつ


と目で確認できるようにすると、「今すること」や「次にすること」が分かりやすくなります。


言葉を理解できないから視覚支援を使うのではなく、情報をより分かりやすく、安心して受け取れるようにするための工夫のひとつです。


視覚支援にはどんなものがある?


視覚支援というと「絵カード」をイメージするかもしれませんが、方法はさまざまです。


例えば、


・写真やイラストで予定を示す

・「やること」を順番に並べる

・タイマーで残り時間を見えるようにする

・「○○したら△△」と次の予定を示す

・選択肢を写真や文字で見せる

・完成した状態の見本を見せる


などがあります。


大切なのは、たくさんのカードを用意することではなく、その子にとって分かりやすい方法を選ぶことです。


写真が分かりやすい子もいれば、イラストや文字の方が理解しやすい子もいます。


見通し」が安心につながる


視覚支援の大きな役割のひとつが、見通しを持ちやすくすることです。


「何をするの?」

「いつまで続くの?」

「このあと何があるの?」


これらが分からない状態は、子どもにとって不安につながることがあります。


反対に、


「今はこれ」「終わったらこれ」


が分かるだけでも、安心して活動に取り組みやすくなることがあります。


以前ご紹介した「切り替えが苦手」という場面でも、次の予定や終わりを目で確認できるようにすることで、切り替えを助けることができます。


家庭でも簡単に取り入れられます


視覚支援は、特別な教材がなくても取り入れることができます。


例えば朝の準備なら、


着替える → 朝ごはん → 歯みがき → カバンを持つ → 出発


と紙に書くだけでも立派な視覚支援です。


「あと10分」と伝えるだけでなくタイマーを見せたり、出かける場所の写真を見せたりすることもできます。


まずは、何度も同じことを伝えている場面や、子どもが困っている場面をひとつ選んで試してみるのがおすすめです。


放課後等デイサービスでの視覚支援


放課後等デイサービスでも、一人ひとりの理解の仕方に合わせながら、さまざまな視覚的な工夫を取り入れています。


スケジュールを確認したり、活動の手順を見えるようにしたり、必要に応じて写真やイラストを使ったりすることで、子ども自身が「次に何をすればいいのか」を理解できるようサポートします。


大人からの指示を増やすのではなく、子どもが自分で見て、考えて、行動できる環境をつくることも視覚支援の大切な役割です。


まとめ


視覚支援は、子どもに指示を守らせるためのものではありません。


分からない」を「分かる」に変えるための工夫です。


目で見て分かることで見通しが持てると、不安が減ったり、自分から行動できたりすることがあります。


「どうしてできないんだろう?」と考えるだけでなく、「どうしたら分かりやすく伝えられるだろう?」と考えてみることも大切です。


一人ひとりに合った「分かりやすさ」を見つけながら、安心して行動できる環境を一緒につくっていきましょう。



放課後等デイサービスいろは・ハチドリ・リズム

コメント


bottom of page