自立課題とは?


◆自立課題とは
子どもが「何をするのか」「どこまですれば終わりなのか」を理解し、自分で取り組めるように工夫された課題のことです。
たとえば、
・色や形を分ける
・決められた場所に物を入れる
・見本と同じように並べる
・ひもやクリップなどを使う
・簡単なプリントに取り組む
など、内容はさまざまです。
大切なのは、難しい課題に挑戦することではありません。
「自分で分かる」
「自分で進められる」
「自分で終えられる」
ことを大切にします。

実際に事業所で使用している自立課題の一例です。
◆自立課題で育つ力
自立課題には、一つの課題の中にもさまざまなねらいがあります。
たとえば、
・手先を使う課題→指先を使う力
・見本を見ながら取り組む課題
→見る・考える力につながります。
ほかにも、
・集中して取り組む
・順番に進める
・最後まで取り組む
・分からないときに助けを求める
・終わったら次の行動に移る
など、日常生活にもつながる経験を重ねることができます。
単に「課題が出来るようになること」だけが目的ではありません。
◆「一人でできた!」という経験
自立課題で大切にしたいことの一つが、
「自分でできた!」という経験です。
大人が一つひとつ「次はこれ」「ここに入れて」と伝えなくても、子ども自身が課題を見て、
「これをすればいいんだ」
「ここまでやったら終わりだ」
と分かる環境をつくります。
最初から一人でできる必要はありません。
必要に応じてスタッフと一緒に取り組みながら、少しずつ手助けを減らしていくことで、自分でできる部分を増やしていきます。

「何をするのか」「どこまでしたら終わりなのか」が分かりやすいように工夫しています。
一人ひとりに合わせて課題を考えます
同じ年齢だからといって、同じ課題が合うとは限りません。
得意なことや苦手なこと、興味のあるもの、理解しやすい方法などは、一人ひとり違います。
「手先を使う経験を増やしたい」
「一人で取り組める時間を増やしたい」
「見本を見ながら進める経験をしてほしい」
など、その子に合わせて課題の内容や難しさを調整することが大切です。
簡単すぎても、難しすぎても、「やってみよう」という気持ちにつながりにくくなります。
少し頑張ればできることや、すでにできることを組み合わせながら、「できた!」を積み重ねていきます。

目的や子どもの得意・苦手に合わせて、さまざまな課題を用意しています。
◆自立課題も療育のひとつ
一見すると、物を分けたり、並べたり、入れたりするだけの簡単な活動に見えるかもしれません。
しかし、その中には、
見る → 考える → 取り組む → 完成させる
という経験があります。
そして、その積み重ねが「自分でできること」を少しずつ増やしていくことにつながります。
以前ご紹介した「遊びが療育になる理由」と同じように、活動そのものだけではなく、その経験を通してどんな力につながっているのかを考えることが大切です。
◆まとめ
自立課題は、「ただ一人で課題をする時間」ではありません。
子どもが
「わかった!」
「自分でできた!」
「最後までできた!」
という経験を積み重ねるための療育のひとつです。
一人ひとりの「今できること」を大切にしながら、少しずつ「自分でできること」を増やしていく。
そんな経験が、日々の生活の中での自信や自立につながっていきます。
放課後等デイサービスいろは・ハチドリ・リズム





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