遊びが療育になる理由


「遊んでいるだけに見えるけど、これも療育なの?」
放課後等デイサービスで子どもたちが遊んでいる様子を見て、そう感じることがあるかもしれません。
実は、子どもたちにとって「遊び」は、楽しむだけではなく、さまざまな力を身につける大切な経験でもあります。
今回は、遊びの中でどのような力が育っていくのかをご紹介します。
◆遊びの中には「学び」がいっぱい
子どもたちは、遊びの中で自然とたくさんの経験をしています。
例えば、友だちとボードゲームをすると、
・ルールを理解する
・順番を待つ
・相手の行動を見る
・自分の気持ちを伝える
・勝ち負けを経験する
など、さまざまな力を使います。
工作では、手先を使うだけでなく、「何を作ろう?」「どうしたらできるかな?」と考える力も必要です。
身体を使った遊びでは、身体の使い方や力加減、周囲を見ながら動く力なども経験していきます。
一見するとただ楽しく遊んでいるように見える時間にも、子どもの成長につながる要素がたくさん隠れています。
◆「楽しい!」が挑戦する力になる
苦手なことに取り組むとき、
「やらなければならない」
と思うよりも、
「やってみたい!」
と思える方が、子ども自身から一歩を踏み出しやすくなります。
だからこそ、私たちは「楽しい」という気持ちを大切にしています。
遊びの中で、
「やってみようかな」
「もう一回やってみたい」
「今度はできるかも!」
そんな気持ちが生まれることで、自然と新しいことに挑戦する機会が増えていきます。
挑戦して、時にはうまくいかなかったり、悔しい思いをしたりすることもあります。
それでも、もう一度挑戦して「できた!」という経験ができれば、その喜びが次の挑戦につながっていきます。
◆友だちとの遊びで育つ力
遊びは、人との関わり方を学ぶ機会にもなります。
例えば、
「貸して」
「一緒にやろう」
「次、代わって」
と伝えたり、相手の返事を待ったりすることも、コミュニケーションの経験です。
もちろん、いつもうまくいくとは限りません。
おもちゃを取り合ったり、ルールについて意見がぶつかったり、負けて悔しくなったりすることもあります。
しかし、そうした経験も、
「こんなときはどうしたらいい?」
と考える大切な機会になります。
大人がすべてのトラブルを避けるのではなく、必要なときにはサポートしながら、子ども自身が人との関わり方を少しずつ経験していくことを大切にしています。
大切なのは「遊ばせること」ではありません
ただ遊ぶだけで、すべてが療育になるわけではありません。
大切なのは、その子が今どんな力を育てているのかを考えながら、環境や関わり方を工夫することです。
同じゲームをしていても、
「順番を待つこと」
が目標になる子もいれば、
「負けたときに気持ちを切り替えること」
「友だちに自分から声をかけること」
が目標になる子もいます。
一人ひとりの発達段階や得意・苦手に合わせて、大人の声かけやルール、遊び方を調整することで、遊びはその子に合った成長の機会になります。
◆私たちが大切にしていること
私たちは、子どもたちが安心して自分らしく過ごせる居場所であること、そして、さまざまな遊びや体験を通して自分から挑戦できる環境を大切にしています。
遊びの中で、
「やってみたい」
「できた!」
「もう一回やってみよう」
という経験を少しずつ積み重ねる。
その経験が自信となり、次の挑戦へとつながっていきます。
そして、そこで身につけた力が、学校や家庭、これからの社会生活の中でも活かされていくことを目指しています。
一人ひとりのペースを大切にしながら、子どもたちの「できること」を一つずつ増やしていく。
それが、私たちが遊びを大切にしている理由のひとつです。
◆まとめ
遊びは、子どもにとって楽しい時間です。
そして、その「楽しい」の中には、
考える・伝える・待つ・挑戦する・失敗する・工夫する・できる
といった、たくさんの経験が詰まっています。
「楽しいからやってみる」
「やってみたらできた」
「できたから、また挑戦してみる」
そんな小さな積み重ねを大切にしながら、私たちはこれからも子どもたち一人ひとりの「できた!」を一緒に育てていきます。
放課後等デイサービスいろは・ハチドリ・リズム




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