自閉スペクトラム症(ASD)って何?
- dtfiroha
- 6月14日
- 読了時間: 2分
★自閉スペクトラム症(ASD)とは?~特性と向き合い方を知る~
はじめに
近年、「ASD(自閉スペクトラム症)」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
しかし、その意味や特徴について正しく理解している人は、まだ多くありません。
この記事では、ASDとは何か、どのような特性があるのか、そして、社会との向き合い方に
ついて、分かりやすくご紹介したいと思います。
★ASD(自閉スペクトラム症)とは?
ASDは「Autism Spectrum Disorder」の略で、日本語で「自閉スペクトラム症」と訳されます。
発達障害の一つで、生まれつき脳の働きの違いがあることによって、以下のような特性が表れやすくなります。
★主な特性
1.対人関係やコミュニケーション」の難しさ
・相手の気持ちを汲み取ることが難しい
・暗黙の了解や比喩表現を理解するのが難しい
・アイコンタクトが少ない、会話のキャッチボールが苦手 など
2.こだわりの強さや同じ行動の繰り返し
・日課やルールに強くこだわる
・特定の者に強い興味や執着を持つ(電車、数字、恐竜など)
・環境の変化に不安を感じやすい
3.感覚の敏感さ、鈍感さ
・音や光、においに敏感
・服のタグや素材が気になる
・痛みや寒さに対して鈍感な場合もある
★ASDは「個性の一つ」
ASDは「障がい」という言葉で語られがちですが、多くの専門家は「脳の特性の違い」と捉えるようになっています。実際に、ASDの方々は集中力、記憶力、論理的思考など、特定の分野で非常に優れた能力を発揮することがあります。
★支援や配慮が大切
ASDの人が社会の中で生きやすくなるためには、周囲の理解と配慮も必要です。
・コミュニケーションの工夫(明確な説明、曖昧さを避ける)
・静かな空間の提供
・日課やスケジュールの明示
・本人の得意な分野を活かせる環境づくり
このような配慮によって、ASDの方も安心して自分らしく生活し、活躍することが出来ます。
★おわりに
ASDは見た目では分かりづらく、「見えにくい特性」とも言われますが、正しい理解と支援によって、本人の力を最大限に引き出すことができます。一人ひとりの違いを受け入れ、多様性を尊重する社会の実現に向けて、まずは知ることから始めてみませんか?
コメント